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[コラム]マダム・バタフライの歴史

マリア・カラスの日本初公演を実現

世紀のプリマドンナとして名高いマリア・カラスと「キング・オブ・ザ・テナー」と尊称されるディ・ステファノ。ふたりは、1947年、メキシコ・シティーでの「ラ・トラヴィアータ」で初共演をして観客を大いに魅了、1949年のニューヨーク・メトロポリタン歌劇場での再共演で絶賛を浴びました。

1973年、第3回の特別ゲストとしてマリア・カラスの初来日が実現。マリア・カラスとディ・ステファノという豪華な顔合わせでの「ゼミナール・コンサート」を開催、入賞歌手へ自ら発声して手本を示すなどの指導を行い、画期的な国際音楽祭典と大変な注目をあつめた大会となりました。

翌年、このコンクールの来日がきっかけとなり、NHKホールでジョイント・リサイタルが行われ、日本中のファンがその美声に酔いしれました。
マリア・カラスのゼミナール・コンサート
「ゼミナール・コンサート」で指導をするマリア・カラス。
マリア・カラス&ジュゼッペ・ディ・ステファノ
NHKホールでの息の合ったジョイントリサイタル。
マリア・カラス&ジュゼッペ・ディ・ステファノ

マリア・カラス(1923~1977)

1923年、ニューヨーク生まれ。1936年からギリシャに渡りアテネ音楽院にてエルビーラ・デ・ヒダルゴに師事しました。1938年、アテネ王立歌劇場でサントゥッツァを歌いデビュー。1947年にイタリアのヴェローナで成功を収め、卓越した歌唱力と演技力、美しさを兼ね備えたディーバとして世界中で活躍しました。20世紀最高の歌姫とまで言われた彼女の類稀な才能は、多くの聴衆を魅了するとともに今も強い影響を及ぼし続けています。

ジュゼッペ・ディ・ステファノ(1921~2008)

かの偉大なエリンコ・カルーソが没した1921年、シチリア島東岸の古都カターニアに生まれました。早くからその天性の美声を認められ、カルーソの再来と謳われました。1947年にミラノスカラ座、1948年ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場にてデビュー、その後マリア・カラスと多く共演。魅力的な容姿、ステファノ独自の甘く、みずみずしく、輝きに満ちた美声と、南国生まれ特有の激しい情熱は、生粋のベル・カント唱法と相俟って、世界中を熱狂させ魅了しました。

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